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I Never Forget [BC5AM]

やっと、ちゅーか、まぁ、観たい人がいるのか分からんが、2013年12月15日の10周年ライヴNothin' but live-FINAL STAGE- ユーチューブにアップしました。

俺の人生の中で忘れない夜がいくつかあるけれど、この夜もそのうちのひとつでしょう。
なんかもう最初の「1234」のカウントした時から、何がどうなろうがすべてうまくいくと思った。そんな空気を作ってくれた、予想以上に集まってくれた人たちにほんと感謝です。

MCと最後のクレーバーズとのセッションはカットしたけど、本編は全曲です。全部観ると70分くらいかかります。

















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2.21 獅子王 [BC5AM]

21日、獅子王、来てくれたみなさん、どうもありがとう。感謝します。

こんばんにゃ、最近、毎晩、ロックスターぶってジャック・ダニエルズなんかストレートで飲んでいるので、今日も酔っ払っているONOchanです。

いやいや、俺はロックスターなんかじゃないよ~だ。I'm just a Rock'n'Roll Prisoner ですから。

set list
①1971年のレコード
②CALL YOU
③MY PROTEST SONG
④JERRY BEANS ROMEO & THE FINAL WORLD
⑤オモチャのPISTOL
⑥I ONLY SING THIS SONG FOR YOU
⑦海岸線に陽は昇る

はい。去年11月のライヴのチラシで予告した通り、「海岸線~」以外は1stアルバム「Nothin' but love」からの選曲でやりました。
ほんとはさ、ほんとはっちゅーか、1月初めにメンバーで選曲考えた時には、「71年のレコード」の代わりに俺の特に大好きな曲「SWEET19」が入ってたんだよ。
んだけど、やっぱクソにはクソと言わずにいられないバンドなんで、ジョンの「IMAGINE」をBGMに映像作って「71年のレコード」に繋がるようにした。そのおかげで「SWEET19」はおあずけ。
そんな訳だから、出だしはビシっとキメなきゃいかんところだったのに、俺のうた、紅白の松田聖子くらい音程悪かったなぁ。とほほ。
まぁ、ギターのチューニングはこっちで合わせるんで、うたのチューニングはそっちで合わせてくれ。
文句がある奴はアンダーグラウンドには来なくてよろし。ロックスターのあたりさわりのない上手な歌だけ聴いとけ。
出だしの4連発、気持ちよかったなぁ。どの曲もだけど。ココロから歌えた。だろ。
お客さんけっこうノってくれてて楽しかった。一番前でおじさんノリノリだったし、外人さんの女の子「プラスティックトーイ、プラスティックトーイ」って歌ってくれてて嬉しかった。
10年以上前の曲ばかりだったんだけど、「コールユー」も「プロテストソング」も「ジェリービーンズ」も「ピストル」もまさに「今」だっただろ。
そんでさ、やっぱ「最後の世界で愛を歌う」のがBCだからさ、「シング・ジス・ソング」この位置でやりたかったんだよね。
この曲、5年以上エレクトリック・バンド・バージョンではやってなかった。サビの歌詞が気に入らなくてさ。ずいぶん昔に書いたままだったから。青臭くて、こっ恥ずかしくて。
で、元の部分も残しつつ、ほんのちょっと書き直したら、超名曲に生まれ変わった。へっへっへ。まぁ名曲が超名曲になっただけですけど。なにか。
あれ?ちょっと酔っ払いなんで自画自賛が止まりません。
この前、アコースティックでソロの時はスローにしてやったんだけど、今日はもちろんドッタドッドタ2ビートで。
今までほっといた分、これからガンガンやっていきたいなぁと思う。

そんな感じで、明日になったら、いろいろ反省します。やる時は今日の30分がすべてだったんだけど、今日が終わってしまったので、僕は次のライヴを目指します。半年以上先の予定ももちろん立てるんだけど、ステージに立つ時は次のことなんて考えてません。だからライヴの途中で次のライヴの告知なんてしません。けど、終わっちゃったら、もう次のことを考えずにはいられない。今日は家に帰ってきて、真っ先にエフェクター入れ替えた。今日よりもっとよくなりたいからね。

次は4月19日、久しぶりのクラブ・ドクター。ドラゴン★フライと2マン。持ち時間も50分。楽しみ。
そんで今年は去年と違って、たくさん予定入ってる。More Rock'n'Roll.

じゃ、ニューバージョン。


「I ONLY SING THIS SONG FOR YOU」

時間が過ぎれば きっと何もかも ただ色褪せてく たとえばこの歌も
飾った写真も 交わした言葉も いつもの景色も ふたりで見上げる空も
俺たちはいくつもの想い出を作る
たとえそれがすべて遠くに消え去っても

Grow old along with me 時がふたりを越えてゆくけど
Grow old along with me 最後に残る願いだから
I love you なんてかき消される この冷たい風の中
I only sing this song for you

不確かな時代 何かに追われて 行く先も知らず それでも夢見てる
たとえば明日を 美しい夜を あざやかな朝を 限りなく続く日々を
俺たちはいくつもの未来を信じる
たとえそれがすべて叶わないとしても

Grow old along with me 街の灯りは消えてゆくけど
Grow old along with me 最後に残る願いだから
I love you なんてかき消される この冷たい風の中
I only sing this song

俺たちはいくつもの約束を交わす
たとえそれがすべて脆く崩れ去っても

Grow old along with me 時がふたりを変えてゆくけど
Grow old along with me 最後に残る願いだから
I love you なんてかき消される この冷たい風の中
I only sing this song for you

お前だけが きっと最後の願いだから
Stand by me お前だけが……
Stand by me……
Don't you ever leave me baby
If you leave me you will kill me now
All I hope is you

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チャイナタウン [My Life]

昨夜、かなり久しぶりに中華街に行った。
前の道を通ることはしょっちゅうあるのだけど、中に入ることがあんまりない。

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ポニーテールはもう切っただろ、ベイベ泣きながら。せつない……。こんばんにゃ、ジャスミンティーは苦手なONOchanです。

とは言っても、チャイナタウンに特に想い出ってないんだよな。
高校1年生の時、彼女とディズニーランドに行くことになったの。その前日だったかな、電話で天気悪かったらどうしようって話になって、そしたらその子が「雨だったら中華街に行こうよ、いいよぉ、雨の中華街」って言った。そんな30年近く前の他愛もないこと、よく覚えてんな、俺。ちょっとキモいな、俺。
でも結局、11月終わりの曇天の日曜日、寒さに震えながらディズニーランドへ行ったのでした。
あの時雨が降っていたら、永ちゃんの歌ももっとリアルだったのかなぁ。
けどその子、ポニーテールじゃなかったけどね。俺はダックテールだったけどね。あ、その頃は違うや、ビリー・アイドル真似した髪形だった。

「チャイナタウン」、中森明菜のバージョンがけっこう好きで、今ふと聴きたくなってユーチューブ探したんだけどなかった。がくっ。
仕方がないから、ハードボイルド映画の名作「チャイナタウン」観るかな。

そう言えば、13年前、BC5AMという名前のバンドの初ライヴはチャイナタウンの外れにある7th AVENUEだったな。
今のメンバーでの初ライヴも12年前の3月1日、同じく7th AVENUEだった。チャイナタウンにちなんでジョニー・サンダースの「チャイニーズ・ロック」やったな。
7th、個人的にはすごく好きなライヴハウスなのに、もう10年以上、御無沙汰しちゃってるなぁ。観に行くことはちょくちょくあるんだけど。またやりたいな。

はい、では、21日は巣鴨でライヴです。何度も言ってますが、必ず演奏する「海岸線~」以外、1stアルバムに収録の曲でのライヴです。10年前の曲ばかりだからって、よく言う初心に帰るみたいなことは、さらさらないからね。あまりにも「今」ですよ、BCは。じゃあ、よろしく。


☆2月21日(土)

巣鴨 獅子王

「Rock'n Roll Paradise」

open17:30 start18:00
前売¥1.500/当日¥2.000 drink別¥500

出演
サイコ・アクティブ
Y.A.D
BC5AM
HEAD STONE
Flower zombie

*BCは19:20~の出演です。
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隠してある [ちゃんぷる]

最近コンビニで飲み物を買う時はだいたい午後の紅茶チャイティーなんだけど、昨日はやっぱり「レモンティー」にしてしまいました。

今日、ブームの武道館ラストライヴのCDが届いた。ブームのサイトで通販してた。全曲完全収録(MCまで)で3枚組。観に行った後、解散とか関係なくすごくいいライヴだったから申込みしておいた。
CDは楽しみなんだけど、困ったことにオマケで生写真がついてた。いらない。オッサンが4人並んで笑ってる写真、俺はまったくいらない。けど、写真って捨てづらい。ほしい人いたら、やる。

こんばんにゃ。おととしの誕生日、メンバーがプレゼントしてくれた壇蜜さんのDVDについてた生写真は大切に隠してあります。ONOchanです。

ちょっと昔、モッズの本が出るっちゅーんで買ったらほとんど写真ばかりで読むとこちょっとだけだった。この時も困った。モッズかなり好きだから、せっかく買ったものを手放す気にはなれないのだけど、オッサンたちの写真集、見てもしょうがない。

ふぅ。

こんなかわいい子の写真だったらいいんだけどなぁ。

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今日の公園はわりと暖かだった。春がそこらじゅうに隠してあるような気がした。
ちゃんぷるの足元にひとつ見つけた。

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この小さな花、春先によく見る。

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ネットで探したらオオイヌノフグリっていう花だった。「大犬の陰嚢」だって、ちゃんぷる……。
学名はVeronica persicaヴェロニカペルシカ。こっちの呼び方のほうがカッコイイ。

散歩から帰ってから、横浜美術館にホイッスラー展を観に行った。日本美術に影響を受けている画家みたい。
「音楽が音の詩であるように、絵画は視覚の詩である。そして、主題は音や色彩のハーモニーとは何のかかわりもないのである」と語って絵画の主題性や物語性を否定したんだって。むむむ。
とは言っても、きっと主題は隠されているはずで、逆に言えば、見た人が勝手に想像していいのではないのかなと思ったり。
絵もいいなぁと思うのあったけど、版画がすごかったなぁ。

そんな感じで、週末はライヴです。俺が歌を作る時は20%くらいは隠しとこうと思っています。何もかも言っちゃあつまらないからね。けど、たぶん分かりやすく隠してます。見つけてちょうだい。

☆2月21日(土)

巣鴨 獅子王

「Rock'n Roll Paradise」

open17:30 start18:00
前売¥1.500/当日¥2.000 drink別¥500

出演
サイコ・アクティブ
Y.A.D
BC5AM
HEAD STONE
Flower zombie

*BCは19:20~の出演です。

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叫び [BC5AM]

この前、農民カフェで久しぶりに和気さんに会ったのだけど、ライヴ終わってから、和気さんにまで「ちょっと遠藤ミチロウに似てるよねぇ」と言われてしまいました。
で、「あぁ、けっこうよく言われるんすよ~」と答えたら、「けど、ちょっと嬉しいんだろ」と。まぁ、その通りです。

こんばんにゃ、スターリンそれほど聴いていた訳ではないけど、何度も言いますがロマンチストのONOchanです。

もうどれくらい経つのか、6年前かな、短い期間だったけど、和気さんの弾き叫びゲリラ集団「カラス」に参加させてもらった。メンバーは20人弱くらいだったか、持ち曲は4曲。全部で10分弱。新宿や新橋の駅前でゲリラしたり、ライヴハウス、当時はまだあった和気さんの店チベットチベットなどで文字通り「弾き叫び」をやった。
俺の表現スタイルとはぜんぜん違うけど、やっぱり、和気さんとギターを弾いて叫ぶことは楽しかったし、学ぶことがたくさんあった。



ネイキッド・ロフトに出演した時、出番前の通路で和気さんが言うわけ。「いいかお前ら、4曲全力で叫べ。この10分終わって立っている奴は、カラス、クビだからな」と。
実際はライヴ終わってもみんな立っていたし、誰もクビにはならなかったけど、そういうことじゃなくて。たった10分に全生命賭けろっちゅーかさ、そんくらいの剥き出しで叫べっちゅーかさ。
何かを表現するってことは、きっとそういうことなんだろう。

それ考えたらさぁ、俺、この前のソロ・ライヴ反省するとこたくさんあるなぁ……。
いや、けっして叫ぶことが俺のスタイルではないのだけど、もっと精神的な部分で。
だいたい俺は和気さんみたいにカッコいいシャウトにならないヘロヘロ声なのですが。
魂が叫んでいないと……。

さて、もうすぐ2015年BC初ライヴですが、だいぶ前からちょこちょこ言ってますが、2011年以来、必ず演奏することにしている「海岸線に陽は昇る」以外の曲は1stアルバムの曲だけでやります。
原点回帰とか、そういうことじゃなくて、ただやりたかったから。

もうセットリストも固まった。リハは順調かな?
やってて思ったんだよね。俺たちの曲、ぜんぜん古くなんねぇなと。まぁ自画自賛ですけど。

むか~し昔、BCより前のバンドで、どっかのプロダクションのオーディション・ライヴに出たことがあんの。自分たちが出たかった訳じゃなくて、ちょっと知り合いになったイベンターの人に出演してくれって言われて、付き合いで。
そしたら、レッド・ウォーリアーズかなんかの仕事してたっちゅープロデューサーが審査員で、ライヴの後の評価で俺に言うわけ。「君はこんな社会的なメッセージソングみたいのばかりじゃなくて、ラヴ・ソングを歌いなさい」って。「今時の女の子をキャーキャー言わせるような曲を作りなさい」って。なんか、俺のヘロヘロ声にはそっちの方が向いてるらしい。
はぁ?でしょ。
このキモチ悪いオッサンなに言ってんだろうって思ったよ。ライヴで演奏した曲の歌詞カードも全曲提出していたんだけど、この人、歌詞を読む能力ないんだなぁと思った。
けどね、それから数日たって、知り合いのデザイナーの人に会った時にその話したら、その人に「ONOchanはその方が商業的には成功するってことなのかもしれないよ」って言われた。俺のことを知っている人にそう言われたら、あぁ、そういう視点もあるのだなぁとちょっと納得したのだけど、やりたくもないことはやりたくねぇからなぁ。だから成功するのはやめた。

まぁ結局、商業的に成功はしなかったのは、そもそも、音程がずれちゃってるんだから、聴いてる方でチューニング合わせてくれっちゅー歌なんだから成功するはずがない(笑)。
けど、俺、ラヴ・ソング、歌ってますけどね、たくさん。

BCの1stに入ってる曲って、作ってからもう10年以上が経っている曲ばかり。中には20年くらい前に書いた曲もある。
でも、今日、リハで歌ってて思ったんだよね。今だなぁって。

 わめき散らしてる臨時ニュース 真実もウソもばら撒かれもみ消され
 答えなんて見つけられない ブラウン管の中に流れ続ける血と涙

20年前に書いたこの詞。ぜんぜん古くなってない。まぁ、そりゃ、今はブラウン管なんてありませんけどね。

 悪意が転がす不吉なダイス この世はまるでルシアン・ルーレット
 覚悟は出来てるつもりさ 生き抜いてやるぜ

まぁ、そりゃ、今となっては「~さ」「~だぜ」みたいな言葉は使いませんけどね。
でも、この詞、やっぱり今なんだよねぇ。俺には。

そんで、あの時キモいプロデューサーに乗せられて流行りに合わせた歌なんか作らなくてよかったなぁと、ふと思ったっちゅー話。

そんな感じで、21日。
ソロは反省点ばかりだったけど、やっぱバンドはいいなぁ。なんか性に会ってんのかね。自分が生き生きしてる気がする。ヘロヘロかもしれんが、魂は叫びまくる。
今、必要な歌を。


☆2月21日(土)

巣鴨 獅子王

「Rock'n Roll Paradise」

open17:30 start18:00
前売¥1.500/当日¥2.000 drink別¥500

出演
サイコ・アクティブ
Y.A.D
BC5AM
HEAD STONE
Flower zombie

*BCは19:20~の出演です。

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アーティストたちへ [Others]

もう対岸の火事ではないのだろう。
60年代のヒッピーが掲げた「LOVE&PEACE」なんていう甘っちょろいスローガンなどなんの役にも立たない時代なのだろう。

それでも僕はロックンロールの力を信じる者である。

こんな話がある。恥ずかしい武勇伝語りと思わずに読んでもらいたい。
今から20数年前。少年はアルバイトで弁当の配達をしていた。真夏のある日、少年は海のリゾート・マンションへ配達に行った。10階の部屋のチャイムを押すと、出てきたのはヤクザのオッサンだった。少年とヤクザのオッサンはそこで小競り合いになった。理由は省略する。どうしようもない売り言葉に買い言葉の末、ヤクザのオッサンが言った。
「今すぐ若い衆が帰ってくるから、てめぇ、ここでちょっと待ってろ」
少年は虚勢を張った。
「若い衆じゃなくてよ~、てめぇはどうなんだよ!あっ!てめぇがこいよ!」
ヤクザのオッサン、その言葉にぶち切れて少年にとびかかった。頭突き3発。少年は一瞬で撃沈。廊下の壁に叩きつけられ、腹を殴られ、唇から血を流し、ぼろ雑巾のようにボコボコにされ立っているのがやっと。そのままシャツの襟首を捩じ上げられて廊下の窓際へ。古い建物だったせいで、窓枠が低く高層階なのに窓が開けられるようになっていた。そして、その時、運悪く窓が開いていた。開いている窓枠に首を絞められたような状態のまま持ち上げられ、少年はつま先立ち。少年は思った。あ~、落ちたら死ぬ。「アルバイト配達員10階から転落死」そんな新聞記事が思い浮かんだ。ヤクザのオッサンが怒鳴った。
「おい!謝れよ!落ちるか!おい!」
少年は苦しい息で振りしぼった。
「うるせぇ……」
次の瞬間、少年は床に崩れ落ちた。息が苦しかったが、助かった、と思った。
「オマエ、なかなかいい根性してるな」
少年に答える余裕はなかった。少しして呼吸が整いだしてから少年は立ちあがった。Tシャツはビリビリに破れていた。
「明日、ヨットに乗るんだけどよ、オマエ、遊びに来いよ。一緒に乗らねぇか?」
少年は小さな声で答えた。
「いや……明日もバイトあるし……」
ヤクザのオッサンが笑いながら言った。
「バイトなんか辞めちまっていいんだよ、なぁ、俺んとこ来いよ」
それを聞いて少年のココロは揺れた。バイトなんか辞めてしまいたい。こんなクサクサした日常から逃げ出したい。ヤクザのオッサンは「こんな配達なんかしてるよりよっぽど楽しいぞ」みたいなことを言っていた。けれど、少年には夢があった。少年は思った。
「俺はヤクザになんかなりたくない、俺はロック・スターになりたいんだ」
金がなくて困っている生活も、バイト先のハゲオヤジにこき使われるのも、サクセス・ストーリーの序章なのだと常日頃から思っていた。少年ははっきりと言った。
「やっぱり、いいです……。もう勘弁してください」
「そうかぁ、残念だな。まぁ1週間ぐらいここにいるからよぉ、ヨット乗ったりテニスしたりしてるからよ、いつでも遊びに来いよ」
ヤクザのオッサンはポケットから1万円札を出して「釣りはいらない」と言った。そして「悪かったな、にいちゃん、取っといてくれよ」と、さらにもう1枚1万円札を出した。
少年は少し戸惑いながら受け取って、ほんちょっと会釈をしてその場をあとにした。
その後、少年はリゾート・マンションには行かなかったし、残念だけれど思い描いていたサクセス・ストーリーが始まることはなかった。

さて、この話の「ヤクザのオッサン」を「テロリスト」に置き換えてみたらどうだろう?

それから、少年がなんの夢も希望も持っていなかったと考えてみたらどうだろう?もしかしたら、少年はヤクザになっていたかもしれない。
しかし、幸いなことに、少年にはロックンロールがあった。ジョンやジョーやボノに育てられた思想があった。だからオッサンの誘いに乗らなかった。

日本の大学生がISILへの出国を企んでいたという事件があった。詳しくは知らない。
けれど、その大学生に、あるいは、ISILの戦闘員に志願する世界中の若者に、1本のギターがあったならとロックンロール信者の僕は思う。

小さな小さな、名も無きすべてのアーティストたちへ。
発信し続けろ。
詩を書く奴は詩を、物語を書く奴は物語を、絵を描く奴は絵を、音楽をやる奴は音楽を。
サクセスは出来なくても、もしかしたら、その言葉が、色彩が、旋律が、世界中のテロリストになろうとする若者を思いとどまらせることになるかもしれない。
バカにされたっていいじゃないか。笑われたっていいじゃないか。どうせ名も無きアーティストなんて、どう転んだって恥ずかしい存在じゃないか。

だから僕は、激しい怒りを持って、ネックが折れんばかりにFのコードを握りしめようと思う。
絶対に許さない、そんな覚悟で平和のうたを歌ってやろうと思う。

アイツらが見せるのが「悪夢」なら、僕たちは「夢」を見せてやろう。

俺たちは「武器」を持っている。

FUCK THE TERROR
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